週刊リクニュース

9月22日
面白怖く、外道なイシマルシリーズ


なにかを知るにはどうすればいいか。

これの答えは「体験してみる」

本を読んだり、テレビを見たり、人の話を聞いたり、

すべては「体験してみる」の前には無力なのです。

こんな当たり前のことを当たり前にやったジャーナリストの

書いた本があるのです。

本のタイトルは「SPEED(スピード)」

作者は石丸元章。

ええ、この本なんですが、


題材が

「ドラッグ」

覚醒剤、マリファナ、シンナー、LSD、、、実際に

キメてキメまくって、ホンモノのジャンキーの仲間入りを

して記事は作成、、、、、、、、

その様子が面白ーい文章でつづられているのです。

書いている奴がジャンキーなので、

「麻薬はこんなに怖い!」というよりか、

「yyyyyeeeeeeessssssss!スピード最高ゥゥゥゥ」

というノリでかかれています。

私はこれを図書館で借りたのですが、

「おいおいおいおい、こんなにクスリやるのを絶賛してたら
本みてジャンキーになるやついるんじゃないのか?」

と疑問符が100個ほど頭に浮かぶほど。

まあ、最終的には

「クスリは怖い、やめられない
止まらない、nnnnooooohhhh」

というジャンキーの叫びのようなものになるのですけど。

もう「ミイラとりがミイラになる」

と100%地でいった感じで、最終的には幻聴が

聞こえたり秘密組織が登場したりで、

完全無欠の、正真正銘のリアルジャンキー

になって精神病院に入院してしまうという

ディープなオチつきなのです。

ちなみに悪いことを自分でどっぷり体験して記事にする

のをゴンゾージャーナリズムというのです。

アメリカのハンター・S・トンプソンという方がその

先駆けで、「ラスベガスをやっつけろ!」という

著作が有名。映画にもなってますね。


でも、面白い本ですよー。

内容もさることながら、文章も笑える。

実際に体験できないことを疑似体験できるって、

読書もまんざら捨てたもんじゃないと思います。

あまりにも貴重で面白いので、

石丸元章さんの著書、他のものも一気に読んでしまいました。

次作は、

「アフタースピード 拘置所→留置所→裁判所」

でした。

ええと、覚醒剤で捕まった顛末を書いた作品で、

拘置所や留置所、そして裁判のようすが面白くリアルに

書いてあります。

パクられたんですね、、、、、、

その次の作品が

「平壌ハイ」

ええと、執行猶予がついた石丸さんは、

北朝鮮のパッケージツアーに参加したときの様子が

書かれた作品です。(し、しらんかった、、、

北朝鮮に行くツアーがあったなんて、、、)

ちなみに「平壌ハイ」とは、北朝鮮の作った素晴らしいヤク

だそうで、ここでも石丸さんドラッグキメまくりです。

北朝鮮では犬を食べる習慣があるそうで、「甘肉」と

言われているそうです。

で、その味らしいのですが、

「yyyyyeeeeeeesssssss!うまいdeath !」

なんでもいままで食べたどんな肉よりも旨かったそうで、、、、

民族によって食習慣はいろいろですね。

まあ、

一番の驚きはこんな本が普通に並んでいる図書館の

チョイス!

これを置こうと決めた司書さんの勇気に乾杯です。











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