週刊リクニュース

9月8日
りくさんの豹変ぶり

ブラザーが遅い夏休みをとって東京から帰ってきました。

じつはリクさん、この家にきたばかりの赤ん坊の頃、

一番長い時間を一緒にすごしたのが、

ブラザーS吾なのです。

というわけで、帰郷すると飛んで喜ぶのです。

ふっふっふ、私はブラザーの帰郷まえ、

「ふっふっふ、リクよう、おまえはブラザーが帰ってきても
いつまでも忠犬リク公だよな」

と私はリクに確認していました。

蘇る苦い記憶。

ブラザーが帰ってくると、リクはあっちに行ってしまい、

私はまるで主役から通行人Aに急激に格下げされた

役者のよう。

ああ、おれが毎日散歩につれていってやっているのに、、、

ああ、毎日ブラシをかけているのはオレなのに、、、

と一人思うのでした。

で、やっぱりブラザーが帰ってくると、リクはブラザーS吾の

ファンの子みたいな感じで、ワオーンワオーンと

まとわりついていました。

「ま、珍しいからだね」

と私はせいぜい強がるしかなかったのです。

しかし、そんな状況が一変する事が。

ブラザーがリクを散歩させたいというので、

私はリクに綱をつけて、トイレ袋を渡して

散歩をお願いしました。

そして家に入り、本でも読んでいたら、

玄関が激しく開いて、綱をつけたままの

リクが家に駆け込んできたのです。

まるで「兄ちゃーん」といっているかのような顔で。

ブラザーが言うところによると、

10メートルほど歩いたら、突然家にむかって

走り出したらしいのです。

「ふっふっふ、やっぱりオレじゃないかダメなのか」

とご満悦な私が変わりに散歩に行きました。

しかし、よくよく考えると、

玄関で綱をつけてくれたリク兄がいないことに

しばらく歩いてから気がついたので、

不思議に思って家に帰ってみただけかもしれません。

そういえば、以前ブラザーが一人で散歩に行ったときは

ぜんぜん戻ってこなかった。

それにしても、

10メートルほど歩いた時点で、リクにいないことを

気づいてもらえてよかった。

たぶん、5キロほど歩いてから、猛烈に探しはじめたら

けっこうショックだったと思う。

というワケで今回のブラザーとの

「どちらがリクに好かれているか」勝負は引き分けという

ことで宜しく。




公園で放牧中のリク。草の匂いを嗅ぎ放題で大喜び。













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