8月31日
老化はなぜ起こるか
最近読んだ本「老化はなぜ起こるか」
動物学者のスティーブン・N・オースタッドさんが
著者で、ユーモア溢れる簡単な文章で、
どうして老化がおきるのか?という命題にたいして、
現代の科学で判っていることが書かれているのです。
以前、摂取するカロリーを制限すると寿命が延びるという
話を掲示板に書いたことがあるのですが、
この本にもそれが書いてありました。
よく読んでみると、
それが実証されているのはラットでの実験でのことで、
猿での実験は現在進行中だそうです。
ちなみに実験でラットを使用するのは、人間との
共通点が多いからではなく、繁殖が簡単で寿命が
短いという理由しかないそうです。
だからマウスで実証されても人間に適応できるのかは
疑問だそうで、、、、、ちなみにカロリー制限ですが、
何故マウスの寿命が延びるのかは
理屈はわからんそうです。
しかも通常のカロリーの40%ほどしかとらない
ので人間でやるのは
かなりの精神力がいるそうです。
実際に実行した学者さんは、一日中
「は、腹が減った、、、、め、飯、、、」
と心ここにあらずという感じだったそうです。
しかし、明るい発見もあるそうです。
カロリー制限を発見した学者さんが、
最近発見したのはカロリーを10%制限して、定期的に
運動させたラットもカロリー40%ラット同様
寿命が延びたそうです。
あくまでもラットでの実験成果ですが、
人間用に言葉を換えるなら、
「腹八分目で、
毎日定期的な運動をする」
という、どっかで聞いたような養生訓のような結論に
なります。でも、これならできそうですね。
ちなみに、動物学者さんの本なので、
犬の寿命のことも書いてありました。
なんと
犬の寿命を3年ほど伸ばす方法
があるそうです。それはかなり確実な方法だそうです。
たぶん、リクと私が喋れたら、こういう会話を
すると思う。
「リク、寿命が延びる方法があるんだけど、、、」
「うはー、それは凄いわん、さっそく試すワン」
「やるの?リク?マジで?」
「やるワン!教えてくれワン!」
えー、驚くなよ、
それはな、リク、、、、
去勢だって。
「無理」
私は考えた。
やっぱりリクは去勢した方がいいんじゃないのか。
寿命が3年も伸びるなら、すこし痛くても
リクのためかも、、、、、、と思ったのですが、
<1960年代に医師のジェームズ・ハミルトンが発見した
恐るべき、しかし明快なデータがこれを教えている。
彼はカンザス州にある匿名の精神遅延者施設で
去勢された収容者の記録を調べた。
昔は施設でクラス精神遅延者、とくに行動に問題がある
者の去勢は普通におこなわれていたのである。
ハミルトンの調査対象者のうち約三百人が去勢されていた。
この人たちを同じ施設内の去勢されなかった
七百人の男性と比較してみた。一番意外だったのは
去勢された男性のほうが長生きしたことではなく、
その差だった。去勢された男性のほうが平均して
14年も長生きだったのである>
オイオイ!人間もかよ!
イヤだ!イヤだ!私は絶対にしない!
去勢してまで長生きしたくないー!
悪さしないから許してくれー!と
空に吠えたのでした。
で、私は思ったね。
長生きに意味はない、それよりも毎日
より良く生きるのが大切ですね。
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