週刊リクニュース

8月25日
ゴッドウオーター探検隊


それは2ヶ月ほど前のこと。

母親からこんな話を聞いた。

十数年ぶりに偶然であった女性が

ぜんぜん変わっていないので、

どうしてそんなに若いのか?と

聞いたら、湧き水を飲んでいるという。

「それは凄い水だな、、今はやりのアンチエイジング
ってやつだなー」と私。

母親がその女性から場所を聞いてきたので、

さっそく汲みに行くことにした。

場所は仏大寺。

間違えようもなく山寺である、、、渋い。

ミネラルウオーターというか霊水というのがピッタリ。

ちょっと怪しさを感じたけど、

まあ山の中から湧きでている水だから、

ミネラルやなんかが溶け出しているので、

普通のスーパーにおいてある

汲み放題の蒸留水よりはいいんだろう、そういう水を

何年も飲んで食べる物にも気をつければ、たしかに

健康的に歳をとれるんじゃないかと

思って行く決意をした。

で、エアウエイブにポリタンクやらを積んでいたら、

リクさんが家からダッシュで飛び出て

ポリタンクの乗った荷台を蹴散らして、車の中に

入った、、、、

「おわああ、乗るなー、アホー!」

と綺麗なシートを維持していた車が汚れるので

辺り構わず叫ぶ私。

助手席のドアを開けて

「おらあああ、出ろ、出ろ!」と

命令しても、車内でヘラヘラするだけで

ぜんぜん出てこない、、、、、

一緒に行きたい一心でとった健気な行動であるので、

そのうち笑えてきて、記念撮影を一枚。





しばらく何もせずに眺めていたら、

車内は相当暑いのか、しぶしぶ降りてきた。

ごめんよ、リク、ポリタンクとおまえのゲージ、

両方積むわけにはいかないのさ。

泣きわめくリクを家に閉じこめて、出発。

家から車を走らせること20キロ。

何回か迷いながらもそれらしい看板発見!




おおお、こ、これだ!と細めの山道を走る。

途中何台かの車とすれ違う。

私のイメージでは、かなりひっそりとした

古寺の手洗いの水の横に、奥ゆかしく水がわき出て

いて、それをいただく、南無阿弥陀仏。

という感じだったのですが、

もしや、ここは人気のスポットなのか?と気がつき

はじめる。

そして、とうとう仏大寺についた、、、、

そこで私が見たのは、想像以上の人気を

はくしている霊水堂の姿だった。







ジーザスだぜ。

石川県でこんなに行列になっている場所って

あんまり無いと思う。それに私が行ったのは木曜日の

午前中、休日でもないのにこの混みようというのは

かなり口コミで評判になっている場所の証です。

30分ほど並んで、私の番になった。

竜の銅像の口から、勢いよく水が流れていて、

あっという間に大きなポリタンクが一杯になる。

こんなに豊富な水が湧いているなんて凄い所だ。

流れ続ける水をみていると、本当に豊かな気分になる。

こんなに水がわき出るなんて、砂漠地帯に住んでいる人が

見たら、それこそ奇跡のような光景だと思う。

そうとう冷たい水で、ポリタンクには

氷をいれたグラスのように露がういている。

飲んでみると、まろやかなような硬いような、

矛盾した味でした。

これはいい所を発見しました。

アンチエイジングの水だかどうかは知りませんが、

結構はまっています。


こんな湧き水を生んだ山と木に感謝です。



仏大寺霊水堂鑓水観音山







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