週刊リクニュース

6月18日
リクという体験


休みの日はリクとのんびり散歩。

散歩をしているといろんなことがあります。

犬を連れていると、なんだか一人で歩いているとき

よりも人が接触してくるような気がします。

これもすべてリクの平和なルックスによるものでしょう。

盲導犬=ラブラドール=賢い、大人しい犬という

幻想的なイメージが世間さまでは先行しているんですね。

ふふふ、まあそれをブチ壊すべくこのサイトは存在して

いるんですがね。ふふふ。


そういえば、今日はちょっと変わった小学生と会いましたよ。

カゴにサッカーボールを積んだ小学生が、

無言で、歩いている私の真横に自転車を

横付けしてくるのです。

<ん?この坊やはなんだ?>と戸惑う私。

人間、自分の間合いというか空間があって、見知らぬ人が

突然はいってくると、嫌な感じになる。

なんというか、距離の取り方があまりにも違う人と

会うと異星人という感じで、私なんかは引いてしまうのです。

その坊やは自転車に乗ったまま無言でリクの頭を

いきなり撫でる。

あまりにも無言なので、

「犬が好きなの?」と聞くと、

「うん」と言う。

そうなのかー、無口な子だけどいい奴なのかもしれないな。

と思っていたら、リクがグオオオッと飛び跳ねた。

「わあ!」とびっくりする坊や。

このグオオオオは

「嬉しいぞー、ぐおおおおお」だと

思うのですが、咄嗟のことで判別がつかず、

綱を引っ張って、ごめんねーとその場を離れることに

した。去り際、その坊やが、

「犬はシッポで感情を表すんですよ!」

としっかりとした敬語で、ミニ知識をレクチャーしてくれた。


、、、、、、、うん、知ってるよ。

と言いたかったが、へえ、そうなんだ、と感心した

そぶりを見せながら、ぐおおおおと言っているリクを

引っ張って家路についた。

家に向かいながら、あの少年はこういう恐ろしい犬と

出会ったからこそ、今度からは少し警戒して犬に

近づくだろう、こうやって経験して人生を学んでいくんだな、

と思った。

こうやって近所の子供たちは、

ラブラドール=キレやすい猛犬という正しい知識を

学んでいくんだと思う。めでたしめでたし。



ミニ知識・ラブラドールレトリバー

犬のなかでもかなり上位にランクインするほど食い意地が
張っていて、家や小物の破壊行動に長けている。
基本的にいつも寝ていて、喜ぶときも怒るときもグオオオオと
同じような声をあげるので、怖い。
毛は短いけど、死ぬほど抜ける。抜け毛はモグラの穴に
つめたり、嫌いな人の家のポストにつめるなどの嫌がらせに
使える。賢い、、というといまいちしっくりこないけど、
頭に「ズル」をつけると、かなりリアルな感じになる。









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