週刊リクニュース

6月11日
不道徳教育


最近、面白かった本がウオルターブロック著 橘玲訳の


「不道徳教育」



「シャブの売人」「売春婦」「シャブ中」「恐喝者」「悪徳警官」

「闇金融」などの世間の常識では批判の対象になる

擁護できないものを擁護するという本なのです。

作者はコロンビア大学の経済博士で、

リバタリアリズムという「市場原理主義」というモノサシで

彼らは正しい!ということを説明しまくるのです。

目から鱗がでまくりでした。

ううん、こういう考え方もあるのか、、、、!と

感心しまくりでした。これが読書の醍醐味ですよね。



しかし、擁護できないものを擁護する「不道徳教育」でも

擁護できないものもあると思いたい。

最近りくニュースの
掲示板にエロサイトのアドレスを

書き込むスパム業者。

毎日毎日、消すのも面倒でイライラします。

しかし、これも
擁護できるんですよね、、、、、、、

どうしてスパム業者が生き続けているかというと、

不特定多数の掲示板に何万何千とプラグラムによって、

広告を書きこむと、何人かがクリックする。

そこから収益が発生してスパム業者は大喜び。

宣伝をお願いしていたサイトはお客がきて大喜び。

クリックしたスケベも願いが叶って大喜びという、

流れができあがっているのです。

スパム業者のタチが悪いところは、デジタルの世界なので、

たくさん書きこみをしてもコストがほとんどかからないところ。

実際の世界では、何万部と広告を配布すると膨大なコストがかかり、

その反響が少なかったら、即赤字になるのですが、

スパム業者の場合は、たとえ反応がゼロでもコストがほとんど

かかっていないので、ローリスクハイリターンな商売が可能なのです。

で、泣いているのは掲示板の管理人、、、、、、、、、、

昨日はまゆさんから教えてもらって、IPを弾いて掲示板に書き込めない

設定をしたのですが、さっき掲示板をみたら、別の業者の

書き込みが山ほどされていた、、、、、、

スパム業者を滅ぼす方法があるとすれば、それは広告を絶対にクリック

しないこと!です。

というワケで、スパム業者の広告は絶対に

クリックしないでくださいね!

それにしても迷惑メールといい、掲示板の書き込みといい、

インターネットの匿名性とデジタルの特性が

悪い方向に使われるのは残念です。



そういえば、いいこともあるのです。

最近、リクニュースに貼ったグーグルアドセンの広告。

これは凄いです。サイトで使われている言葉を検索して、

そのサイトにあった広告を自動的に表示してくれるので、

一回設置すれば、変更いらずで最適な広告が表示されるのです。

ええと、興味のある広告があったら、クリックしてみてください。

そうなると、私は広告収入が入って大喜び。

広告を出したサイトの方はお客さんがきて大喜び。

クリックした方は欲しい情報や商品が手に入って大喜び。

グーグルも広告の効果がでたということで、さらに広告を取れて

大喜びというみんな幸せな感じになるのです。

これは素晴らしいですね。

まあ、サイト運営もいいともあれば悪いこともあるということ

なんでしょうか、、、、、

何はともあれ、

やつら
(スパム業者)がくたばるまで生き残ってやるぜ!




追伸
グーグルアドセンの広告ですが、哀れなサイト管理人を助けるため

あなたの親切心から興味がないけどクリックしてみる、

というのは
止めてくださいね。

私は広告収入が入って嬉しいのですけど、お金をだして広告を掲載した

企業の方が悲しむので、不道徳教育的にみれも擁護できない感じです。







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