週刊リクニュース

6月7日
ホントの話


毎日のように近所の「お好み焼き酒屋」の観察を続けている。

最初は散歩コースを変えられて渋っていたリクも

最近では勝手に店のまえを通る道にむかって歩き出すほど

習慣的になっています。

私はリクの散歩を装いつつ、醒めた顔をしながら

通り過ぎるのですが、

心のなかでは「はあはあはあ、今日はお客さん

けっこう入っているんだね、、はあはあはあはあ」と熱い横目を

そそいでいるのです。

そんな観察の毎日のなか、昨日はあるプランを思い立ちました。

店のまえに置いてある自販機でお茶を買って、

影ながら店の売り上げに貢献しよう
、という

微力な作戦なのです。

毎日、夜の散歩でお茶を買い、行儀が悪いけどぶらぶらと歩きながら

飲む。いやー、今日も一日終わったなー、と私はしみじみするし、

店も店で「心なしか自販機の売り上げがあがったような気がする」と

首を傾げること受けあいなのです。

ふふふ、いいね、やってみようと、

さっそく自販機のまえに立つ私。

おっ、店にはお客がいるじゃないか、と微笑みつつ、

硬貨を投入して、
「一(はじめ)」という

お茶のボタンを押しました。

ガタン。


出てきた飲み物を手にとって絶句する私。


お茶がでてこなかった、、、、、、

でできた飲み物、それは



しゃきっと元気
「リアルゴールド」


栄養ドリンクの瓶をもって、

「あ、、、、、、う、、、、、、、、、え、、、」

と失語症に陥る私。

店のなかに入って、

「あのー、はじめを買ったんですが、出てきたのはリアルゴールドでした。
はじめをください」

というべきか、それともそのまま飲みべきか、、、、、、、、

そうです、私は店内に乱入するのをブルってしまって、

そのまま左手を腰にあてて、リアルゴールド一気飲みという技を

かまし、空き瓶を捨て、

「いやー、丁度よかった、疲れていたんですよ。お茶だったら栄養が足りないところでした。」

と「ザ・プラス思考」だか「ジャガーさんのキャラクター」だか

よくわからないセリフを爽やかに言って帰ってきました。

なんか、ウソみたいな話ですが本当にです。

ネタの神様がいるんじゃないかってくらい、タイミングよく

リアルゴールドでした。






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