週刊リクニュース

6月5日
いじめられる僕





リクや、お兄ちゃんはな、お仕事で高いところに登ったり

細い足場をうろちょろしたりしてるんだよ。

最初は怖かったけど、最近馴れてなんにも感じなくったよ。

慣れって怖いよね。






危険は減っていないのに、警戒心は減っているんだ。

気を引き締めないとね。

ところで、
リクや、犬は飼い主に似る、っていうだろ?

それはやはり飼い主の姿をみて、勉強しているってこと

だろうね。だからリクよ、おまえもやってみろ。

高いところとは言わないが、似たようなシュチュエーションを

発見したから、ちょっとやってみろ。

えっ、それってイジメだわん!だって?

違うよ、獅子は子を千尋の谷に突き落とすだ。


行くよ!リク!






うむむ、ごっついイヤそうだ。

みなさん、リクのまえにどんな難関が立ちはだかっているのか

わかりますか?

きっと皆さんは、

「嗚呼!リクが虐待されている!かわいそう!」と

悲鳴を上げていることでしょう。

その通り!

そう目の前には、ゴウゴウと音を立てて

流れる
荒川が流れているのです。

凶悪な波のあいまに、石が頭をだしている。

その石を足場にして、対岸まで行くのだ!リク!

死ぬ気でいけ!リク!おらあああ!

というイメージ。

だぶん、リクの頭のなかではそういうイメージが駆けめぐっているの

でしょう。一歩も動けないリク。




ええ、実際はこんな感じです。












こんなにでもダメなのか、リク?

それじゃ、救助犬にはなれないぞ。

それにしても、ゴメンねリク。

もうイヤなことはしないよー








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