週刊リクニュース

第36回

7月7日

オロチ

みなさま、こんばんわ
旅から帰ってまいりました。


なにが一番印象に残ったかといえば、やはり
エキスポランドでしょう。

じつは、京都から急遽予定変更して、大阪のエキスポランドに行ったの
です。

(坐禅と写経のツアーを先輩に提案したら「おっ、いいねー(真顔)」と言ってました。信じられない、でも、大阪に変更になってよかったです。)


で、エキスポランドなんですが、ひどい目にあいましたね。


まっ、因果応報なんですが。


旅のメンバーのなかに、
いつもは強気のSくんという男がいるのですが、
この人、普段は強気なのに、

実は大の
お化け屋敷嫌い

それを知ってた性格のいい私が、さんざんSくんを笑っていたのですが、

このSくん、
何を血迷ったのか、怖い怖いお化け屋敷にチャレンジして完遂したのです。

普通なら、ここでハッピーエンドなんですが、

「おい、あんた!おれ、お化け屋敷行ったから、あんたはジエットコースターに乗れ!」

と、トラウマを克服した男の顔で、私に言ったのです。

「え?」

実は私、お化け屋敷に入れない人を笑っていたのですが、

私は、大のジェットコースター恐怖症

エキスポランドのなかでは、「これは怖いから乗らない」とか
「たぶん怖いから嫌」という単語を頻繁に使用していました。
で、ジェットコースターに乗れという提案を

「嫌だ、嫌だから、嫌だ」

と男らしく言ったのですが、いろんな人に乗れ乗れ言われて、

「へっ、わかったよ、乗ればいいんだろ、乗れば」

とかなり投げやり気味に言ってしまいました。

で、案内されたのがオロチというジェットコースター。



コレ↑


人間追いつめられると、いろんなことを考えるものです。

どうして、私はジエットコースターが怖いのだろうか?
と自問しました。

高い場所を、速い速度で移動するという、
人間の能力外の状況が怖いんだ、と結論。

安全レバーで体を固定され、ガタガタガタと急斜面をのぼっていく
コースターの中で、私は

だったら大空を駆ける鷹になればいいんだ!
そしたら怖くない!

というアイデアがひらめき、

おれは鷹だ!おれは鷹だ!おれは鷹だ!

と必死に自己催眠。

ガタッ

と、急斜面を登り切って、コースターが落下を始めたら、

「うわっ」

と言う悲鳴をあげ、鷹から駄目人間に戻り

ぎゃあああああああああ!と悲鳴をあげ

時速97キロで振りまわされ、たっぷり怖い思い堪能しました。


おりたあとは、もう本当に無口になりましたね。

もう乗りませんから。あんなものには。

個人的には、観覧車とかコーヒーカップとか乗っているときが
一番幸せでしたとさ。


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