週刊リクニュース

4月18日
さよならコタキナバル(4/6)


さて、ラサリアリゾートでリラックスしたリク兄君。

いったい、どんな心境でコタキナバルを後にしたんでしょうか。

と日記を見直してみると、

<ああ、ようやく明日になれば日本に帰れる。>

とかなり日本に帰りたいという気持ちが全面に押し出ています。

もうクアラルンプールになんて行かずに、そのまま帰りたい。

やりたいこともないし、見たいものもない、

というのが正直なところだった。

あとはおみやげを買うくらいかな。

航空券をとるのがギリギリになったということもあるのですが、

旅にでるまえは、コタキナバルからクアラルンプール行って

遊んでから日本に帰る予定だったのです。

唯一の誤算は、クアラルンプール国際空港から街まで

車で1時間も離れているということ。

ああ、どうして直行便にしなかったのか、と後悔しました。

それにしてもコタキナバルでは我ながらよくやったじゃないか。

現地の人の飲み会にも参加できたし、マヌカン島で泳ぐことも

できた。カヌーでマングローブの森を見たり、

オラウータンも見れた、馬にも乗れた。

途中、ホームシックでぐったりした日もあったけど、

それも含めていい旅だった。

というわけで、なんだか旅行が終わった感がある。

日本に帰ってから、まずリクの散歩だ。

それに死ぬほど読書したい。

という思いを胸に荷物を担ぎ、チエックアウトしに

受付まで行った。

たまたま、チエックインのときお世話になったNさんと会う。

コタキナバルの街に行くチケットをとってもらい、精算。

ええと、あれー?あれー?

日本円にしたら2日で
4万4千円くらい。

さ、さすがリゾート、、、、うすうすこんな感じになるとは

思っていたけど、やっぱりこうか!

日本に帰ると、禁欲の日々が待っている予感をひしひしと感じた。

まあ、たしかに部屋のベットは小錦、

曙が並んで寝られるくらい広かったし、エアコンはガラスが曇るくらい

効きまくる。景色は抜群で言うことナシだった。

ちょっと私にはオーバークオリティだったかな。






バスに乗り、センターポイントというショッピングセンターで

降りる。すこし飛行機のフライトまで時間があるので、

ウルディマムルディカというショッピングセンターまで歩いた。

何度も何度も利用したインターネットの店やセブンイレブンを

撮影。途中でVCDの「スピリッツ」という映画を買う。500円くらい

だった。日本ではまだ映画が公開しているのに、格安で販売して

いるのは嬉しい。ちなみに、これは日本に帰ってからDVDプレイヤー

に入れたら見られた。思いっきり中国語で、マレー語字幕という

感じだったけど。

それからタクシーにのる空港へ。

マレーシア航空のチケットの販売所、空港の入り口、ほかのカウンターと

3回も間違えたあげくに、ようやく入港。

ユニクロで買った布のベルトは金属探知器に引っかからなくていいね。

日本で使っていた革ベルトは、いちいち引っかかり、そのたびに

ベルトを外さないといけないかった。

明日もこのベルトで行こう。

これでサヨナラだ、コタキナバル。

思えばあっという間だった。

途中、辛いこともあったけど、時間が立てばきっと楽しい思い出しか

残らないのだろうな。

それから、飛行機に乗ろうとゲートに行ったら、

係の人に「ナンタラカンラ」と搭乗と拒否される。

これには焦った。

一体、何が?ととにかくインフォメーションに行った。

もしかしたら、搭乗口が変わっているのかもしれない。

そうすると、「イグミレーション?」みたいなことを言われて、

入ってくるときに見たカウンターを指さされる。

そこにチケットを見せると、ペタンとハンコを押された。

よし、これで大丈夫。

まったくヒヤヒヤさせやがって。

このコタキナバル空港は行きも帰りも、あんまりいい思い出がない。

飛行機に乗ると、なんだか人口密度がすごく高く感じる。

というのも、となりに巨大な白人がちいさいシートに体を

縮めるようにして乗っているし、すこし離れた席に華人の

一行ががやがやと修学旅行のように乗っている。

華人の一行のなかには、「no sex on the beach」

とデカデカと書かれたTシャツを着ている人がいた。

凄いセンスだ、、、、、堂々と着て歩くのは勇気なんだろうか?

2時間の長いフライトが終わると、

ようやくクアラルンプールについた。

飛行機から降りるとき、華人のおじさんに「お先にどうぞ」と通路を

譲ると、「いやいや、アンチャンが先におりなさい」「いや、どうぞ」

「いやいや、キミだ先だ」と譲り合い合戦になる。

結局私が折れて、サンキューを連発してさっさと降りた。

日本独特の奥ゆかしい譲り合いの文化、みたいなキャッチコピーを

読んだことがあるので、ちょっとビックリ。

クアラルンプール国際空港につくと、いろいろな人に聞いて、

今日の宿である「コンコルドイン」への連絡バスがあることを

知り、無事にチエックイン。

それにしても、ここは本当に周りになんにもない。

収容施設か?と勘ぐりたくなるほどだ。

唯一、空港から近いのが利点。

部屋にはバスタブがなかったし、エアコンからは水がダバダバでた。

しかし、ここのスタッフは本当に礼儀正しい人が多かった。

やっぱりそれが一番ですね。

ホテルにチエックインして、落ち着いたのが3時頃。

無理をすれば空港に戻り、タクシーか電車でクアラルンプールに

出ることも出来そうだけど、ベットに横になるともう動きたく

なくなっていた。歯を食いしばって観光なんてするべきじゃないと

部屋でヨガしたり、フロントにあったPCでネットをしてすごす。

夜ゴハンを食べて、部屋の冷蔵庫をみるとタイガービールが

あったのでそれを飲む。

マレーシアではタイガービールにお世話になった。

ちなみに、売店にはビールが売っていない。

部屋の天井には、メッカの方角がスプレーされていて、

イスラム教が強いクアラルンプールらしいなーと思いながら寝た。


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