週刊リクニュース

3月11日
それでも地球は回っている?

さて、最近、学者というのは「事実」に逆らえないものだと知りました。

厳密な実験、あらゆる欺瞞、矛盾を乗り越えて、そこに存在する

事実と思われるものが、自分の常識に照らし合わせて、

いかに非常識なものであっても、学者は事実には逆らえない。

地球が動いていることを発見してしまったガリレオのように。

進化論を唱えたダーウィンのように、学者は事実には逆らえないのです。

世界の大学の研究者、医師のなかで、そんな常識はずれの事実を

手にしてしまった人たちがいました。

彼らの持つ、キリスト教徒としての生死観に反する事実。

発表すれば自分のキャリアにとって、

恐ろしいほどのマイナスになりえる事実。

それは、

「人間は生まれ変わる、肉体は滅んでも魂は滅ぶことはない」

ということ。

催催眠治療を行っていた医師や研究者たちが、ある事実に気がついたのです。

被験者の年齢を逆行させていき、ゼロ歳より以前に遡ると、

被験者が自分の前世を語り出すということに。

最初にそれに気がついたのは、欧米の研究者。

被験者も欧米の方。これがインドで、ギーターなどに親しんだ

両者の間で起こったことなら、理解できるのですが、

生まれ変わりなどという発想がないキリスト教徒の

学者にとっては青天の霹靂。

それを発見した研究者たちは、それが一体なんであるのか?と

科学的なアプローチを試みます。

欺瞞や語った前世の裏付け、検証を

切り刻むように行い、何千人の被験者に同様の実験を試み、

そこで導きだされた事実と思われるものが、

とても常識とはかけ離れたものでした。

学者の一人、アレクサンダー・キャノン博士はこう語っています。

「何年もの間、生まれ変わり仮説は私にとって悪夢であり、それを否定しようと、できるかぎりのことを行った。トランス状態で語られる光景はたわごとではないかと、被験者さえと議論さえした。あれから年月を経たが、どの被験者も信じていることはまちまちなのにもかかわらず、次から次へと私に同じような話をするのである。現在までに千件をはるかに越える事例を調査して、私は生まれ変わりの存在を認めないわけにはいかなくなった」

なんの関連性もない被験者が語る前世は世界中のあらゆる人種に渡り、

なかには原住民しかしらない言語を喋りだすものや、その言語の専門家しか

知らないような古代の言語を語る人もいる。

こういう話、さまざまな批判があるでしょうが、私は

発表した学者の生活面でのマイナス、学会内でのマイナスの大きさを

考えるに、とてもヨタ話ですませられないと思うのです。

これが占い師や宗教家が言ったら、あはははは、そうですかーと思うのですが、

守るべき地位がある大学の先生や医者が言うとなると重大です。

私がなぜ、こんなことを突然書くのかというと、

そんな分野の研究結果から得られた知識を「生きる源泉」にして、

生きる希望を持とうという本、
「生きがいの創造」を読んだからです。

ふふふ、本の影響なんですね。

これを書かれた著者の飯田史彦さんは、福島大学の助教授で本人は

正月には神社に行き、クリスマスはキリスト教、大晦日は寺という雑宗教の

方なのです。家族もあり、地位もある大学の教官が

<生まれ変わりの科学が人生を変える>というサブタイトルの本を書いたのです。

これ、凄まじい反響を生み、120万部を越えるベストセラーになりました。

それと同時に批判、個人攻撃、いやがらせを受けることになります。

一読して私は、このような内容の本を出版するのは大変に勇気がいった

ことだろうと、思いました。

人生の目的とは、生とは、死とはが、科学的な検証を経た事実をもとに

やさしい言葉で書かれてあり、大変読みやすい本です。

この本のいいところは、「これが本当かどうか?」という真偽をあらためて

検証するのではなく、これを自分の人生にどう生かすのかが書いてあること。

私が読みながら、これを信じて生きれば、

きっといい人生が送れると思いました。

そして、これはもしかしたら沢山の人の気持ちを救う本かもしれないとも

思いました。

読書の習慣のない人にも読んで欲しい本です。

週刊りくニュースなんて読まなくてもいいから、読んでみてもらいたい。

「なんだこりゃ、バカじゃない」と笑って読んでも楽しいでしょうし、

「もしこれが事実なら」と肩の荷や悩みが軽くなるかもしれません。

どんな感想を持たれるにせよ、読んでみて欲しいです。

図書館にもあると思いますし、本屋の文庫のコーナーで探せば

見つかると思います。読んでみてください!





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