週刊リクニュース

3月9日
極楽湯

すこしー、つかーれーたー、バトワイザーおくれ♪

とSIONさんの名曲のように疲れた私は、野々市にできた

スーパー銭湯「極楽湯」に行ったのです。

「ああ、ごくらっきゃー」と言いに。

一昨日の夜のことです。

私は何故か疲れてしまうと、やたらとサウナに入りたがるタチで、

お風呂は大好き、サウナ大好き。

冬場はとくに汗をかかないので、だらだらと汗をかくサウナは

いかにも
毒だし(最近の言葉ではデトックス)
という感じで、

健康のためなら少々の無理は平気な私はアイラブイットなのです。

さて、極楽湯に潜入した私は、真っ先にサウナに向かうかと思いきや、

私が反応したのは
「電気風呂」(心臓の弱い方はご遠慮ください)

「こっ、これは、、、!」

かのランボーが敵陣で捕まったさいに同じような手段で拷問されていたやつか!

電気といえば、そういえばブルースリーは体に電気を流して、

「こうすれば1回の腕立てで10回の効果がある」と豪語していたっけ。


それが風呂に姿を変えて、私の前にあるのです。

「フンン」と私はランボー的な心境で、

電気こいやー!と電流風呂を体験することにしたのです。

かなりビクビクものでしたが、おお、風呂に座ると、

両側にミニ・ダークシディアスがいるかのように、ビリビリする。

手を近づければ近づけるほど、手が硬直する!

私の腕を動かしている生体電流の流れが、外部から放出される電気に

かき消され、私の筋肉は主人の思惑を無私して、硬直しまくるのです!

心なしか顔がブルースリーになってくる。

なるほど、こんな状態で筋トレしたら、さぞかし抵抗がかかるだろう、と

納得したのでした。それにしても、これ、体にいいのか?なんとなく

神経ボロボロになりそうな感じしかしないので、早々と脱出して

露天風呂に潜入。

おおっ、夜空が綺麗、湯壺につかって上を見上げると半月が見える。

やっぱり風呂はこうでないと。

ふう、ごくらっきゃーと思っていると、なにやら五右衛門風呂

みたいのに入っている人たちがいる。

なんだろうと行ってみると、
「純米酒風呂」だった。

「お酒に弱い方はご遠慮ください」とある。

これは珍しい、と私はさっそく入ることに。

しばらく浸かっていると、「これホントにお酒なの?」という

疑問がふつふつと湧いてきた。

お酒に匂いが仄かにするように気がするが、とても清酒に浸かっているような

感じがしない。

うう、、、、飲んでみようか。もっとも簡単に酒かどうか判る方法を

とろうと思ったのですが、私が入るまえはゴッツイおっさんが浸かって

はあはあ汗を絞り出していたことを思い出して断念。

うんうん、これはきっと酒だよ、と納得しました。

そして念願のサウナに入ったのです。

サウナ内のテレビでは、最近はやりの歌舞伎町のホストクラブの特集を

していて、私のそのなかのダメホストがパン屋で修行するという企画が

最高に面白くて、はあはあと倒れそうになりながら我慢に我慢を重ねて

観ていました。

パン屋の親分が、馴れない手つきでパン生地を練るホストに

「おらーっ!もっと心を込めろ!こめるんだ!
もっと、
ズリャッとできねえのか!ズリャッと!」

と気合いの入りまくった擬音で叱ったり、ホストが山奥に連れて行かれて

水くみさせられたり、自分で焼いたパンを販売したりして

、気合いの入った男に成長してホストクラブに

戻るという感動の物語をみて、私はサウナを後にしたのでした。

ううん、サウナ最高です。でも面白いテレビがやっていると危険です。




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