週刊リクニュース

3月2日
メキシコ人はなぜハゲないし、死なないのか


うむむ、気が塞ぐ、、、、

ヨガの道場が閉まっているだって!ちっきしょー!インドなんていかない!

と言ってしまった一昨日。

なんか、思いっきり助走をして、いざジャンプという踏切台の手前という

ところで何故か落とし穴が掘ってあって、ずぼっと嵌ってしまった気分です。

私はその大穴のなかで、

「なんだよー、これ、、、、なんでこんなとこに穴掘ってあるワケ?」と呟き、

あーあ、いいよ、いいよ、おれこの穴のなかでしばらく

埋まっているからさ、はあ、、、やる気ナッシング、、、

と無気力に膝を抱えるが如くです。

しかし、たかだかそんな事でモグラライフを送ってはいかん、ほら、穴には

落ちたけどキミはまったく無傷じゃないか、それにほら、穴から這い出てみれば

飛ぼうとしていた場所はお笑い番組でよくある白い粉まみれになるネタゾーンだ

ったじゃないか!運がよかった!と私は私の手をとり、

ほら立ち上がれブラザー、汝は汝の出来ることをしろ、手の届くところで

できること、山ほどあるんじゃない?

とヨガをしたり、本を読んだりすることにしたのです。

ということで読んだ本が、今日のタイトルの

「メキシコ人はなぜハゲないし、死なないのか」です。

作家は明川哲也さん。

明川哲也さんは、叫ぶ詩人の会のドリアン助川の作家ネームなのです。

さて、このタイトルですが、

本当にメキシコ人はハゲないし、死なないのです!

ハゲないは本当にハゲが少ないということで、死なないというのは

不死身とかそういうワケではなく、
自殺しないということです。

統計で見ると、日本人は10万人中25人の方が自殺します。

メキシコ人は10万人中3人。

メキシコ人に比べて日本人は
8倍自殺しているという統計。

メキシコ人は、この世でもっとも鬱とはほど遠い、陽気な方々なのです。

メキシコって、アメリカに出稼ぎにいって底辺の仕事を支えている

人が多い貧しい国ですよね、日本って落ちぶれたとはいえ、まだまだまだ

世界に名だたる経済大国。何故、豊かな日本人が貧しいメキシコ人よりも

自殺するのか?という疑問を小説にしたのが

「メキシコ人はなぜハゲないし死なないのか」なのです。

内容は事実とファンタジー小説が混ざったようなノリ。

世界に「鬱の嵐」が吹き荒れて、その呪いを解く鍵がメキシコにある

憂鬱を吹き飛ばす4つの宝で、それを破産した料理人が

喋るネズミ
(ミッキーマウスじゃありません)をお供にメキシコに

宝探しの旅にでるというものなのです。

ノー憂鬱!ノー自殺なのです。

とくに50代の方々、死因のトップは自殺です。

こんな今だからこそ、メキシコ人を見習わないといけないのですよ!

「メキシコ人はなぜハゲないし、死なないのか?」には、

つらい仕事を抱え、家族を背負い、リストラの影に怯えている人や、

さまざまな問題を抱えて、立ち上がれない人を、すこしづつ元気にする

方法が書かれてありました。

それは何か、というのは思いっきり本のネタバレになってしまうので

書けないのですが、ごくごくありふれた食材がメキシコ人を

憂鬱から救っているという話でした。

あらためて食って大切だな、と思います。

「その人が何を食べているかで、その人がわかる」という言葉もあります。

ネタバレにならない範囲で言えるなら、元気がでないときは焼き肉じゃなくて

色とりどりの野菜を食べましょうってこと。野菜は偉大だ、、、素晴らしいよと

改めて思ったのでした。


結構高い本です。図書館にいけば置いてあると思います。




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