2月27日
しつけに成功！


我が家の暴れん坊将軍こと、リクさんはとにかく何でも噛みたがるのです。

スリッパ、TVのリモコン、靴下、などなど色々噛むのですが、

思わず止めろー！と言ってしまうのが携帯電話。

本当に勘弁してもらいたい。

リクがくわえた拍子に間違って電話でもかかってしまったら、

まるで私がハアハアと荒い息つかいで無言電話かけているみたいになってしまう。

それにアナログの電話帳など使っていない私は携帯電話のメモリーが

飛んでしまったら音信不通になる方々が多数いる。

そんなある日、またリクが携帯電話をくわえたのです。

シッポを下げて、口に携帯を入れたまま、じーっと私の様子をうかがっている。

うーん、たぶん私が近づいたら猛ダッシュで部屋のなかを走りまわる気です。

逃げる気マンマンのリクをみて、私は深いため息をついたのでした。

そのとき、脳のなかをある発想が走り抜けました。

「使える、、、これなら」

ふふふ、アニマルめ、毛深いイタズラ哺乳類め、人間の恐ろしさを

教えてやろう、、、、と私はリクに向かっていかず、

自宅の電話をダイヤル。

「ふふふふふ」

と受話器を持って、リクを眺めること数秒。


「ジリリリリリリ！」

リクの口のなかで携帯が鳴り響き、リクはワホッと飛び上がるほど驚き

携帯を落としたのです。

そうです、私は自宅の電話から私の携帯に電話をかけたのです。

バイブレーションもオンにしているので、さぞかし驚いたようでした。

まさに天罰。

それ以来、リクは携帯を口元にもっていっても、顔をそらすほどトラウマに

なったようで、携帯に平和が訪れたのでした。




「触れないワン、、、、、、」




戻る
バックナンバー