1月26日
鉛筆癖
大工仕事で使う筆記用具といえば鉛筆。
いまだに鉛筆。
シャープペンじゃ線が細すぎるのです。
ほら、よく大工のおっさんが耳に鉛筆を挟んで仕事しているじゃないですか、
あんな感じで装備して使うのです。
私は大工を始めた当初、
「鉛筆を耳に挟むなんて、スタイル的におれに相応しくないっていうか、
おっさんみたいじゃん?ダサイじゃん?」
と腰から下げている釘袋のポケットに差して使っていたのです。
しかし、しだいに仕事に慣れ、忙しくなり、ああ、もうー、ああ、もうーと
気がついたら私も耳に装備していました。
いちいち釘袋に出し入れしていたら、まどろっこしいんじゃ!
と機能重視で、耳に装備なのです。
鉛筆、これが耳に馴染むのです。
もう鉛筆が乗っていることすら忘れて、休憩時間にコンビニに行ったりする
くらいなのです(トイレで鏡をみてようやく気がつく)
これはヤバイ、耳に鉛筆のせてうろつくようになったらお終いだ、
私は現場から出るとき耳を触って、鉛筆が乗っていないかチェック。
ふう、と一安心してから外に行くのです。
しかしです、一日の大半を耳に鉛筆をのせていると、なんと幻覚がでるのですよ。
鉛筆が耳に乗っていないのに、乗っている気がする、、、、、
さっき耳を触って確認したはずなのに、まだ乗っている感じがする。
お、おれの耳は見えない鉛筆に取り憑かれているんだ、、、、、!と
何回も耳を触ったりする。
職業病ってやつでしょうか。
ちなみに今も見えない鉛筆が耳に乗っている感じがします、、、、、、
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