週刊リクニュース

第27回

6月16日

忍者


最近、私のなかで忍者が大流行。

だいぶ前なんですが、ニュース番組で、凄いのを見ました。
「忍者の里」の役場の課長やら係長が、イギリスに親善忍者大使として派遣された、というニュースです。

それは、観光も夜のパーティも全部、忍者姿という某電波少年のような掟を守って親善するわけです。
よほどのアホです、覚悟がきまっている方々です。

私は、もうその番組に釘付けです。
忍者、それは歴史の闇で暗躍した影の存在!
そんな姿で、ロンドンの街を歩くとどうなるのか?!
知りたい!


答え


もうこれでもか、というくらい
目立ちます
街ゆくロンドンっ子は振り返り、興味津々な人たちに囲まれる
忍者たち。
一緒に写真を撮ったりなんかして、
もう街一番、目立つ存在でしたね。

同行レポーターも呆れて

「しかし、凄い目立ちますね!忍者って!」

ほんとに呆れるくらい目立ってます。

極めつけは夜のパーティ。
タキシードやドレス姿の紳士淑女のなかに、忍者がいるわけです。
最悪なくらい目立ちましたね。
逆に回りの外人の紳士が、むしろ怪盗ルパンに見えるくらい怪しい忍者たちでした。
途中で、黒服に呼び出されて、

「パーティの雰囲気が台無しになるから、忍者を止めてもらえないか」

と静かだが、怒りのこもった口調で言われていました。

た、たしかに。
彼女を誘って、おしゃれなバーかなんかに行ったとして、そこのカウンターにぽつんと
忍者が座っていたら、ムードなんて無くなりますよね。


さすがに
アホな仕事熱心な親善忍者たちも大人しく、スーツに着替えてました。


私は思います。
忍者姿は、たぶん江戸時代でも同じ反応でしょう。
あんな姿でいるところを、となりのたそがれ清兵衛に見られたら、もう弁解のしようがありません。
不審者の烙印が押されます。
だから、本物の忍者は、あんな姿で行動しないワケです。


それは現在も同じ。

こんな姿をした方々に遭遇したら、あなたはどうしますか?







夜逃げ屋本舗の方々





もう本当に、
不審者の群れですね。

もし、私が借金まみれで夜逃げすることになって、こんな奴らがきたら暴れますね


夜逃げ屋本舗の方々に、リク兄からアドバイス

「目立ちすぎです!出動するまえに、鏡を見ましょう!」


ナンバー

表紙へ