週刊リクニュース

9月27日
りくー!

先週の日曜日の朝7時。

寝起きで、ぼーっとしながらリクを眺めていたら、

突然リクが腰をかがめ、

シャアアアアアアと失禁。

「ああああああっ?ああああ?」

と私は為すすべもなく流れ出る小便に濡れる畳、そして、できる水たまりを

度肝を抜かれて眺めていました。

な、なに?これは?

いつも散歩に行くのは7時半過ぎ。

私が寝坊してリクが失禁するなら、それは納得、すまんかった!という

話になるのですが、いつもよりも30分も早い時間に失禁とは

これいかに!?

そういえば、最近小便のしかたが変わった。

いぜんは縄張りを主張するために、あらゆる箇所に小出しに

ひっかけていたのに、今ではすこしかがんで一気にシャアアアと

放出している。

盲導犬などの訓練されたワンコは、一気に小便を放出する

技を身につけているといいますが、

リクの場合、なんの訓練もなしに小便の仕方が変わったのです。

病気か?病気なのかリク!?

膀胱炎という言葉が頭に浮かびます。

うちは一日3回散歩に行っていますが、室内にいて好きなときに

おしっこシートに小便できる小型犬ほど自由に排泄できていない。

病気、、、、、、思えば飼い主は食べ物に気をつかったり、

ヨガをしたりして健康を増強すべく日夜研究しているといるが、

リクはといえば、朝はパンの耳にドックフード、ゲージに入るたびに

貰うジャーキーなど飽食の生活。

散歩も走りまわらせたりできないない。

というわけで月曜日は仕事を休んで、病院に行って来ました。

近所に新しい動物病院ができたので、そこまでトボトボと歩いて

行きました。

手にはジップロックをいれたビニール袋。

これには朝の散歩のときにとったリクの尿が入っているのです。

小便をとるのは本当に大変だった。

どこにするのか判らないので、口を開けたジップロックを構えて歩き、

小便をしだしたら、さっと袋をだす。

もう手に温かい小便がかかってしょうがなく、力が抜けました。

とるのに成功したらしたで、片手に黄色い液体がはいったビニールを

もった不審者のオレがいる。

近所の方々に見られたらアレだ。

私はきょろきょろと不審者行動をとり、人を避けて散歩をミッション

コンプリートしたのです。

まあ、そうして採取した小便をもって医院に入ったのです。

なかにはいると、愛想のいい看護婦さんが受付をしていて、

質問事項に答え、しばし待合室で待つことに。

初めて入った医院。

診察室のなかから、チワワらしき小型犬の鳴き声が聞こえる、、、、、

子供のとき、
もちろん大人のときもだが、歯医者に行って

待合室で待っていると、なかから泣き声や「あがががが」などという

痛そうな声を聞くとブルーになります。

リクも同じように、ここが病院で、そしてなんか不吉なことが

診察室でおこなわれているとわかるのか、

待合室の椅子に乗って、ヒン、と小さく泣きました。

わかる、わかるぞ。

「リク兄さーん」と呼ばれて、診察室に入ったリクは

高い診察台をみて、シッポをだらーーーーんと下げて、腰を曲げ

一気にジイさん状態。

わかる、わかるぞ。わしも医者は嫌いじゃ、でもな、リク、

おれは怖くないぞ。

なぜなら、今回はなにがどうあっても、

「うーん、じゃあ、飼い主さんに注射しておきましょうか」

という、「じゃあってなんだよ!」っていう展開にはなりそうにない、

ドリフじゃないからな、ゆえにわたくし、泰然自若で

ビビるリクをかかえて診察台に載せ、アハハハ、怖がってますねーなどと

笑ったのです。

いろいろと症状や生活スタイルを話すと、これは一度血液検査、そして

せっかく小便持ち込んでくれたんだから、小便も調べますねー、という

ことになりました。

血液を採取されるリクを押さえることになった私。

足のあたりに注射を刺して、血をとられるリクを

「大丈夫、大丈夫、痛くないって」と余裕しゃくしゃくで

励まし、撫でて、大活躍でした。

でも、採血したリクの血の詰まったガラス管みたいのを見てから、

すこし楽しくなくなってきて、早く家に帰りたくなってきた。

検査は時間がかかるらしく、翌日電話で結果を聞くことに。

診察料は血液検査5000円、尿検査1000円の合計6000円!

た、高い?これが普通なのか?そういえばいままで

こういう検査してもらったことなかったなー。

まあ、これもリクの健康のためです。

で、今日、電話で聞いたことろ、血液や尿に
異常なしとのこと。

考えられる原因は食べ物。

ドックフード以外はあげずに、様子を見てみましょう

ということになりました。

明日からパンの耳やジャーキー無しの生活に突入するリクさん。

さあ、おれと一緒に健康目指そうぜ!と

リクを励ますのでした。

それにしても今回は「小便」という言葉を異様に使用したような気がする、、、、、




さりげなく私のザックを枕として使用するリク。




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