週刊リクニュース

9月25日
バカ犬バザーに行く

カン太ママさんのドックレスキューが主催する

チャリティーバザーに行ってきました。

場所は辰口のピースリーペットパーク。

天気はあいにくの雨でしたが、リクを助手席に乗せて

老プリメーラ号でレッツラゴー。

セダンで輸送されるのに馴れたリクは、助手席にちゃんと座り

大人しくしているのです。

ときどき窓からフガフガと外の匂いを嗅ぐくらいで、

極めて優等生。そういやおまえも5歳だねえ、と感慨深い。

以前には、後ろからみると、助手席に坊主の子供が座っているように見える

てビックリされたこともありましたっけ。

さて、ペットパークの駐車場についてみると、

雨のなか小太郎パパさん、小次郎パパさん

が駐車場の誘導をしていました。

アホみたいな顔してバザーを覗きにきただけの私には、

かなり眩しい姿に見えます。

車のなかから、誘導してくれたお二人に唸るリク。

またか!と私はうんざり。

車を降りて、駆け出すリクは、さらにヴォオオオと吠えます。

よ、喜んでいるんです、、、と私は苦しい説明をし、

逃げるように入り口に向かいました。

玄関には、ダルメシオアン君が繋がれていました。

それを撫でつつ、中の様子を覗く私。

果たして、こんなバカ犬をつれて入っていいものだろうか?

そういえば、ピースリーペットパークは小型犬がメインの場所だって

きいたことがあるぞ、、、入って良いのか?と迷っていると、

シュナウザーをつれた方が中から出てきたので、

「ここって、犬つれて入ってもいいんですよね?」

と聞く、小心者の私。

「もちろんいいですよ!中には大きなワンちゃんもいますよ!」と

いう頼もしい返事を聞き、いざ中へ。

緊張しる!

中はショップになっていて、いろいろなグッズが置いてある。

リクがそれを食べたり、小便をかけたりしないだろうか?

と黒雲のように不安がモクモクと広がります。

私は綱を短めに持ち、いつでもリクを静止できる臨戦態勢で

入場。途中、リクはワニのヌイグルミを囓ろうとしましたが、

ピッと綱を引っ張り、無事に店を抜けまいた。

通路には、人や犬が沢山いました。

リクはこんな人混みは初めて、もしやストレスで

人を噛んだりしないか、とまた不安になりました。

私を引っ張るリクの力強さが一層、私を不安にするのです。

帰ろうかな、と思っていると、

「ねえ、この犬なんていうの?」

と聞いてくる子供。

「リクだよ」と答えると、子供さんはリク、リクと言いながら

撫でようとしました、そこでまたリクはグオオオオと唸る。

「わっ、おれ嫌われてる、、、」

と子供ビックリ。そりゃそうだ。

でもリクは私が見たところ、子供さんのことを気に入っているように

見えました。このまま子供さんにショックを与えて立ち去るのは

たちが悪い、ラブラドール界の名誉にかかわる、などと思い、

「アハハ、いやいや、こいつは誰にもこうやって唸るんだよ」

無茶苦茶な理屈でフォローに入る私。

いやしかし、

リクは怒っているときも唸りますが、
嬉しいときも唸るのです。

無茶苦茶な理屈というか、無茶苦茶な事実なのです。

そんなバカなことがあるのか?と書いている私も思うのですが、

横腹を膝につけたり、お腹を見せながら、ヴォオオと唸ったりするのです。

私は子供に、正しい犬の撫で方を教え、リクの胸を撫でさせました。

するとリクはお座りし、唸りながら前足でもっと撫でろとばかりに催促し、

ヴォオオオといっています。

微妙な表情で撫でる子供さん。

通りがかる人の視線が痛く感じる、、、、、

絵に書いたようなバカ犬ぶり、狂犬ぶりです。

パトラッシュ、、、、ボク疲れたよ、、、、、

かなり頭痛がしてきました。

ところでボクのパトラッシュはどこにいるんだろう、、、

綱の先端に繋がっているラブラドール型のアホ犬でないことは確かだ、

頭痛の原因だもの、と意識が朦朧としてきました。

しかし、ともかくここまで来たんだから、

バザーの会場にちらっとよってから帰ろうと思い、

リクの暴挙を恐れながら会場入り。

レジのところにさっそく知り合いのドックレスキューの

女性の方がいたので挨拶すると、リクが床にかがみ
排尿!

うぉい!出かけるまえにさんざん散歩したじゃないか!

なんで会場で
絞り出すように小便するわけ!?

嫌がらせかよ!

私はビニール袋を入れた袋は持ってきていたのですが、

テッシュやタオルはもってきていませんでした。

ドックレスキューの方がもってきたくださったタオルで床を

ふき、ペットシートで念入りに、リク尿をとる。

大変申し訳有りませんでした!

さて、落ち着いて品物を見ようかと思うと、がくーんと持っている綱に

巨大魚がかかったような衝撃がありました。

かわいいワンコを発見したリクが猛然と私をひっぱるのです。

リクにひっぱられるように、会場を歩きまわると、

チョコママさんが絶賛していた犬毛掃除グッズの

「一毛打尽」が売っているじゃありませんか。

スポンジタワシ型のやつと柄のついたやつセットで2400円。

けっこうするなー、と迷いましたが、これで車がキレイになり、

家の絨毯が蘇るなら、と希望をもって買いました。

帰って使ってみたのですが、これ、マジでいいです。

毛がごっそりとれます!たくさんとれるので、掃除が楽しくなります。

「一毛打尽」を販売していたブースは、ペットショップが出店している

場所で、商品を買ったお客の犬にマッサージサービスをしていました。

みると、かわいい小型犬が気持ちよさそうに揉まれています。

「リクちゃんもどうですか?」と言われたので、

それではぜひ、とリクもマッサージしてもらえることになりました。

ところがリクのやつ、お姉さんにヴォオオオオオオと唸り、

体をビチビチさせて動きまくる。

私はお座りさせたり、伏せさせたり、もしかしてオレが動くから

リクも動くのか、と静止してみたりして、リクを落ち着けました。

そのうちマッサージの方もリクの扱い方のコツを掴んだようで、

リクは舌を出して、へらへら揉まれるようになりました。

しかし、リクが落ち着いたのも数秒。

子供がリクの側で、「一毛打尽」モップでシュッシュッと

掃除しだすと、リクはまたスイッチが入ったようにウロウロしだし、

動き回るリクをマッサージの方が必死に揉んでいました。

お疲れさまでした、と心の底から思いました。

マッサージが終わると、隣に爪切りとカットのコーナーがあったので、

この際だから次は爪切りだ、そしてカットもしてもらうことにしました。

爪切りは、一目みて、トリマーさん曰く「切れる爪がない!」

大型犬はアスファルトでがりがり削れるので、切らなくても大丈夫な

ようにです。前足の親指の爪だけが伸びていたので、パチパチときって

もらいました。

次にカットです、足の裏にはえている毛を切ってもらおうとしたのですが、

リクのやつが、漁船の甲板に打ち上げられた本マグロの如くビチビチと

暴れるので断念。それからボブ姉さんが名札とパネル展のアンケート

をしていたので、リクの似顔絵つきの迷子札を作成したり、

愛犬の活躍のお陰で、まったく見れなかったパネル展の

アンケートを前にして頭をひねったりしました。

バザーでは、犬の怪我にも効くアロエの鉢植え100円と

麻でできた空手の巻藁みたいな形のリクの噛むモノ800円を

買って帰りました。

ここでは書き切れませんでしたが、リクは本当に沢山の人に

撫でてもらい、楽しそうでした。

ドックレスキューの方々にも感謝です。

楽しいバザーをありがとうございました。

次は11月だそうです、次は晴れるといいですね。




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