週刊リクニュース

8月24日
イイネ!自転車

ある日、スポーツクラブで自転車マシンをえっさえっさと

漕いでいたとき、ふと閃きました。

<これって、本物の自転車に乗ったほうがいいんじゃない?>

そうです、スポーツクラブまで車で来るのを止めて、自転車でくれば

到着した時点で
運動は終了しているのです。

じゃあ、どうしてスポーツクラブに行くのか、ということに

なりますが、それは置いておきましょう。

車での移動を自転車に切り替えれば、移動と運動が同時にこなせ、

しかも環境に優しい!

こんな良いことをどうしていままで思いつかなかったのか?

私はさっそく、恒例になっている図書館通いを自転車でしてみました。

私の家にあるのは安い折り畳み自転車だけ。

それをキコキコこいで、

高校時代に開拓した裏道を走り、久安、野町、片町、玉川町の

図書館に到着。
最高でした。

車では感じ取れない町の風景や、匂いが感じられ、

旅している気分です。

車で走れば、魚のような目でハンドルを握る30分が、

運動までできて、しかも旅行気分の50分に早変わりなのです。

「これは素晴らしい、、、、駐車場を探す手間もいらないし、
どんな小道も入っていける、よし、もうすこし走るか」

と駅前にある本屋やショップを回って帰ってきました。

唯一問題だったのは、帰り道に体力が切れて、

半泣きになったこと。

タイヤの小さい折り畳み自転車でガンガン走ったツケです。

でも、そのとき、

<こんな腐った折り畳み自転車でも、こんだけいい感じということは、
本格的な自転車だったら、もっと楽しいのか?!>

と物欲が湧き上がってきました。

よーし、自転車を使えばガソリン代もかからないし、健康にもいい。

そして、自転車には車検もなく、税金もかからない。

長い間乗れば、浮いたガソリン代で充分黒字になるのではないか?

と倹約王の自分を説得して10分。

買ってしまいました。

スペシャライズドのクロスライダー。




なんとお客さん、
7万500円もしましたよ!

ええと、ガソリン代に換算すると585リットル分。

我がプリメーラ号はだいたいリッター10は走るので、

ざっと5875キロ走れば黒字化する計算になります。

まあ、これで足腰強靭、持久力向上という恩恵がプラスされるので、

お金で買えない価値があったり、たとえば友人と飲んだときも

終バスを乗り過ごすまで毎回飲んで歩いて片町から帰る、みたいな

苦行からも解放されるので、もう買った瞬間に勝った感じです。

さて、この自転車、山道を走りまわるマウンテンバイクと

ひたすらスピード、スピードのロードレーサー

が混ざったクロスバイクという

ハイブリッドな自転車で、マウンテンバイクの形だけど、

タイヤが細く、軽い、街乗りに適している乗り物です。

フレームはアルミ製。

大きいのに、13.5キロしかありません。

ママチャリみたいなもんしか乗ったことのない私は、

もう嬉しくてしょうがありません。

専門店の店長さんは、引き渡しのときに

24段もあるギアの用途別使用法や、

「踵でペダルを漕いで、足を開くみたいなおっさんみたいな漕ぎかたは、スポーツバイクを乗るならしないでね。」

と、スポーツバイク道なるものを訥々と伝習され、

さらに坂道を利用した肉体鍛錬法や、

いかに段階的に、速い自転車野郎になるため練習法、

前輪の外し方など、細々と教えて頂きました。。

普段はつねに中古でモノを買いたがる私ですが、

やはり専門店で買ってよかった、自転車を愛する人の

やっている店で買ったかいがありました。

で、乗った感覚なんですが、

「速い!」

店から私の家までは、ゆるやかな坂になっているのですが、

それがぜんぜん気にならない、、、、、

車道を走ると、すごい速度がでます。

いままでのママチャリ速度の常識を覆す機動性!

こりゃいい!

いままでは、車道を走っている完全装備のロードレーサーを見かけたら、

おいおい、危ないだろ、歩道を走れよ、と思っていたのですが、

今は正直、車道を走りたいです。

やばい、これは楽しいかもしれん、最近ヨガといい、自転車といい、

節操なく肉体の鍛錬をしているような気がする。

ここらで一つ、怖い雀荘にでも行って、

健康と不健康のバランスをとろうかなー、なんて夢想します。



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