週刊リクニュース

7月28日
風説を確かめようの巻

世の中には、いろいろな噂や、本当かよ?と

耳を疑る風説が流れています。

最近聞いた話の一つに、

「刺している蚊を発見したら、最後まで
吸わせてあげる。そうすれば痒くならない」

という説。話してくれたのは、

かなり真面目な人だったので、あはははと笑いながらも

「本当かもしれん」と思ったのです。

最後まで刺させると痒くならない、、、それは、

いったい、どういう仕組みなんだろうか?

いままで私は、人間の血と交換に痒いエキスを注入していると

ばかり思っていたのです。

違うのかもしれない。

もしかして、最後まで刺させておけば、かゆみ止めのような

エキスを注入し、まったく人間に気づかれることなく

任務を全うするのかもしれません。

ああ見えて蚊はかなり高度な技術の持ち主。

この間のテレビで見たのですが、

「刺しても痛くない注射器」は、

蚊のギザギザのついた針をモデルにしたそうです。
(私の場合、痛くなくても痛くても、注射は見た目からしてダメです)

というワケで、いつか蚊が体にとまったら、試してやろうと狙って

いたところ、昨日、腕に蚊が止まり、風説を試してみる

幸運に恵まれましたのので、

ここにリポートします。





私の右腕に止まった蚊、縞模様のはいって種類の蚊でした。

蚊が止まって2.3秒、じっと堪えて蚊を見ています。

「さあ、こいや」

私は、余裕の笑みを浮かべていました。

じっと蚊を見つめていると、意識をあまりにも集中したのか、

蚊の針が
ぞぞぞぞと私の腕に

刺さるような感触を感じました、かなり嫌なものです。
(幻の痛みでしょうか)

嫌悪感を堪えて、じっとガマンする私。

ここで蚊を叩いてしまえば、痒さだけが残るのです!

しばらくじっとしていると、蚊が血を吸っているらしく、

予想外に、
だんだんと痒くなってきました。

時間が経過するにつれて、
どんどん痒くなっていきます。

これは、どうしたことだ、か、かゆい、かゆい、

「う、、、、」

プチン、と私のなかで何かが切れると、

私は、
「うおおお」と刺されている腕に力を入れまくり、

筋肉浮かび上がりの状態にして、蚊が針を抜けないようにして、

「死ねええ!」とパシッ!と叩きました。

ええ、私には無理でした。

残ったのは、血まみれの蚊の死体と、痒い腕だけでした。

結論:人間ができていない私には実験不可能!

「蚊も生きているのだよ、
私の血が吸いたいのなら吸うが良い。
右の腕を刺したらなら、
左の腕も刺したまえ」

のようなキリスト、お釈迦様のような方、ぜひ私にかわって実験して、

結果を教えてください。

しかし、「迷える子羊よ、痒くなかったのである」とご報告をうけても、

私の場合、蚊に刺されたら

「きええええ!」と叩くでしょう。

うーん、意味ないですね。




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