週刊リクニュース

7月18日
東京遊学2日目


田舎でヨガの真似事をしていると、先生は本かDVDになるのです。

だから、その本やDVDの先生に会いたい、という一種、ファンのような

心境で旅行の予定を組んだ結果、2日目の行く先は、

日本のアシュタンガヨガの第一人者と言われる

ケン・ハラクマ先生ひきいる荻窪のインターナショナルヨガセンター

(以下IYC)
になりました。

ちなみに、一日目のtokyo-yoga.comさんは、もろに雑誌「ブルータス」の

影響でございます、ハイ。監修されているDVDが、とてもわかりやすかった

ので、ここのスタジオは素晴らしいに違いない、

と思って伺ったのです。(正解でした)

さて、今日はIYCです。

荻窪駅におりたった私は、スタジオに向かって、ドキドキしながら

歩いていると、スタジオの場所がわからず

すこし迷子になってしまいました。

あれ?と道に立ち止まっていると、ぼーっとして

いると歩いてきた外国人の方に声をかけられた。

「アー、ユー、スピークイングリッシュ?」(英語話せる?)

私は1秒ほど固まり、こう答えた。

「イエス、ア、リトル」(はい、すこし)












え?

まじですか、あんた英語なんて、喋れないじゃない!?

ド日本人のくせに!!と今なら冷静に、

自分で自分につっこみをいれるのですが、

そのときは咄嗟にそう答えてしまったのです。

魔がさしたっていうんでしょうか。

それにしても、おれ、なんかすこし性格変わってないか?

旅のせいか、ヨガのせいか?

「なんたら、こんたら、インターネットカフェ?」

外国人の方の質問、
ぜんぜん聞き取れないが、

インターネットカフェの場所知っている?

と聞かれたような気がした。

うーんと考えこむ私。

この人はなんて
ツイてないんだろう、

初めて荻窪にきて
迷子になっている石川県人に道を聞いている、、、

私はかなり考えたフリをして、

「ソリー、アイ、ドンド、ノウ」と答えたのでした。

外国の方が、トボトボと去っていきます。

がんばれよー、おれもがんばるから!

その背中を見送りつつ、私はさっそくリュックサックから、

地図を取り出し、道を確認。

無事にIYCにたどり着いたのでした。

1階で受付をすると、どのクラスを受けるのか聞かれました。

入門クラスと、全体を通してやるベーシック2というクラスがあったの

ですが、私は悩んだ末、ベーシック2を選びました。

いま思えば、入門クラスにして、念入りに基本を習えばよかったかなー

なんて思うのですが、そのときは挑戦するぜ、と燃えていたのです。

4階のスタジオに行く途中、上から降りてきた女の人とすれ違いました。

「あっ!こんにちわー!」

と女の人が私の顔をみて、あたかも知り合いに挨拶するように、

声をかけてくるのです、私も「こんにちわ!」と返して、

すれ違いました。

うううん、どうしてあんな愛想良く挨拶されたのか?

そういう素晴らしい風習を持った人なのか?

疑問は解けないまま、スタジオに入りました。

そこで受け付けをしていたハナコ先生が、

「あっ、今日はベーシックなんだ?」と初めて来た私に、

聞いてくるではありませんか。

なんと、私にソックリな人がIYCに通っているらしいのです!

謎は解けました。

さっきの階段の女の人は、完全に人違いで挨拶していたようです。

それにしても、世の中には似た人がいるんですね、

しかも同じアシュタンガヨガに興味を持っているなんて、

きっと出会えば友達になれるんだろうなー

と思いました。

さて、クラスが始めると、ハナコ先生の指示で次々と

アサナ(ポーズ)をしていきます。

昨日のかずみ先生に教えてもらったことを復習しつつ、ついて行く私。

やっている最中、何回か足の位置を直してもらったりしますが、

順調に進むのです。絶好調です。

難関だったマリーチアーサナDも、左右、かろうじてですが手を組める!

腹筋背筋が「もう止めとけ、な、休もうよ」と

ささやいてくるほどハードな船のポーズも、

心のなかで「バンダ、バンダ」と

なるべくバンダで乗り切る意識でクリア。

そして、たんなる力任せのブリッジでしかなかったバックベンドも

なんだか少し楽にできる、、、、、やはり昨日正しい呼吸の仕方や

基本のポーズを習った効果がでています!

そしていよいよ、アサナの王と呼ばれる「頭立ち」のポーズがきました。

簡単にいえば、肘と頭でする逆立ちです。

壁を背にして、よいしょーと足を上げて、壁に足を預けるなら楽勝

なんですが、まったく支えのない空間に、倒れないように足を伸ばしていく

というのが、私にとって至難の業なのです。

じつは、最初、本をみて「ちょっとやってみるか」と気楽にチャレンジした

ら、なぜか出来たのですが、2.3回、やっているうちに

バランスを崩し、派手に背中から落ちていらい、不安で出来なくなった

トラウマのポーズなのでした。

「できない人は見ててください」というハナコ先生の指示で

まわりの出来ている人を見る私。

参加者の方は私以外、全員女性、、、、、、、極力失礼にならないよう

目つきに気をつけて見学させてもらいました。

ときおり、ゴローン、ゴローンと床に倒れる方がいます。

そのとき、私は「ああ、失敗しても挑戦すればいいんだ!」

と見学していることを後悔しました。

ハナコ先生は、見学している数人の生徒に、やり方のコツを

教えてくれました。

ええと、私は完全に違うやり方でやっていたようです、、、

正しいやり方で途中までやってみると、おお!これならできるかも!

と思える安定感、うーん、やっぱり先生に習うって、凄いことです。

クラスが終わってから、ハナコ先生に疑問点を2.3聞いて、

IYCをあとにしました。うーん、勉強になりました。



さて、ここからは観光。

             1.東京証券取引所



ちょこっと株なんてやっている私が一度行ってみたかった街、兜町。

東京証券取引所を目指してぶらぶら歩きます。

まわりのビルは証券会社ばっかりです。

歩いている人は、スーツのビジネスマンばかりで、

このなかにもしかしたら、あのタワー投資顧問の清原さんも

いるかもしれない、と思って歩いていたら、

面白い会社発見。





山二証券、、、、、、

ゴクリ、なんかいまにも倒産しそうな会社名です。

漫画に出てきそうな、ナンチャッテネームっぽいのですが、

由緒正しい会社なんだろうなー、しかし、東京はいろんな会社が

あると、妙に感心しました。

金属探知器などの厳重な警備をうけて、東証にはいります。






よくテレビでみる光景が目の前に、いろいろな株価を写した液晶が

グルグルまわっています。

写真をとって、お土産を買って次の目的地へ。



              2.足立区北綾瀬

昔住んでいたマンションに行く。

いろんな建物がなくなっているので、

もしかしたら、もう無いかもしれない、と思っていたら、

健在だった。




眺めていると、いろいろな思い出が湧いてきて、かなり感傷に浸りました。


             3.千葉県松戸市元山


上京して一番初めに住んだ町、行ってみると住んでいた寮は無くなっていて、

新しく家が建っていた、、、、、残念。もっと早くくればよかった。

あと、潰れていて、すこし「ふふん」となった店もあった。




ここの2階に雀荘があって、K-1グランプリみて、興奮した仲間3人と

なぜか麻雀をしにいき、それぞれ2万ほどボロ負けたという店。

そのほかいろんなところを歩き回り、笹塚の部屋に帰ると

8時半だった。すくなくとも5時間は歩いたり、電車に乗ったりしていた

計算になり、さすがに疲労困憊で、その日はぐっすり熟睡したのでした。

3日目に続く。


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