第2回
<コント大戦>
仕事の先々で、選挙カーに出会います。
ひたすら名前を連呼して、「みなさまのために、がんばります、どうか、なにとぞ、最後まで温かいご支援、お願いします」みたいなセリフを叫びまくる車ばかりですが、最近、凄いのに会いました。
一見すると、普通の選挙カーなんですが、そのスピーカーから発せられた声がなかなかよかったです。
「みなさん!元気ですかーっ!」
格闘技好きな私は、即座に「い、猪木?」とつぶやいたものでした。
もう、握手のあとに、ついでにビンタされそうな候補者さんですね。
あと、明らかに小学生の女の子<たぶん、候補者の孫>が、
「よろちくおねがいします みなさま、よろちくおねがいします ごしえん よろちくおねがいです」
と小学生の域を遙かにこえたお手伝いをしている現場を目撃。
もう、かなりの脳天に電撃がはしりました。
頭のなかがツッコミで一杯になり、候補者の名前なんて、まったく覚えるのは不可能です。
あと、もう一人。
若い候補者で、選挙カーから歩いている町民のひとを見つけると、気合い一発、左右を確認せずに、車から飛び降り、対向車にひかれかける奴。
ドライバーの仕事をしている私から、見れば
その危険度は
その候補者>暴走族>ボールを追いかける子供
という並びです。
もうぶっちぎりの危険物です、あなた。
そんな命がけのアピールは、やめてもらいたいです。
でも、目の前で天然のコントがみれました。
しかし、この選挙って、インパクト選手権なんでしょうか?
だったらかなりの高得点なんですが。
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