週刊リクニュース

5月29日
100人の村と車



車のエアコンが壊れているので、今年の夏も

大変暑い思いをしそうで、マイカーへの不満は

溜まる一方。エアコンの効かない車に乗っていることを

他人に話すと、きまって「こいつ変人?」みたいな目で見られ、

心の師匠私立探偵沢崎様のようなハードボイルドの精神の

ない私には、

「ヘイヘイ、もうそろそろ車を変えてもいいんじゃない?お金の節約にもほどがあるだろ?なあ、ユー、車買っちゃいなよ」

と耳元で、別人格がささやくのです。

「た、たしかに、、、、、そういえば、最近ホンダの
エアウエイブっていうデカイサンルーフのついたワゴン車
が気になっているんだ、、、、あれ、いいいな、、、、」

と誘惑に負けそうになっていました。

そんなある日、

「世界がもし100人の村だったら」という本

読んで衝撃をうけたのです。

地球の現状を、100人の村にたとえるという本で、

私の抱える不満が

贅沢で、ボンボンのバカ息子並

あることが痛いほどわかりました。


<もし冷蔵庫に食料があり着る服があり 頭の上に屋根があり寝る場所があるなら…
あなたは世界の75%の人たちより裕福で恵まれています>




「あー、車のエアコンが壊れているなんて、なんて贅沢な不満なんだ!おまえの不満を、貧困や独裁政治に苦しんでいる人たちが聞いたら、どう思う?
飢えて死にそうになり、自分の名前すら書けない子供に、どんな顔で車のエアコンが壊れて、暑くてダメ、なんて言うつもりだ?おい!」

と思ったのです。車があるだけで幸せです。

よく思い返せば、

パソコンで自分のホームページまで持たせてもらい、

家には太ったラブラドールがいて、両親も健在。

本や映画、音楽は好きなだけ楽しめ、

明日のゴハンの心配をすることもない。

数えあがれないほど恵まれているのです。

エアコンが壊れているなんて、団扇を積めばすむことです。

というわけで、これからもよろしくプリメーラ。

最後に、「もし世界が100人の村だったら」

を掲載して終わります。





その村には…
57人のアジア人
21人のヨーロッパ人
14人の南北アメリカ人
8人のアフリカ人がいます
52人が女性で
48人が男性です
70人が有色人種で
30人が白人
70人がキリスト教以外の人たちで
30人がキリスト教
89人が異性愛者で
11人が同性愛者
6人が全世界の富の59%を所有し
その6人ともがアメリカ国籍
80人は標準以下の居住環境に住み
70人は文字が読めません
50人は栄養失調に苦しみ
1人が瀕死の状態にあり
1人は今生まれようとしています
1人は(そうたった1人)は大学の教育を受け
そして1人だけがコンピューターを所有しています
もしこのように縮小された全体図から 私達の世界を見るなら
相手をあるがままに 受け容れること 自分と違う人を理解すること
そしてそう言う事実を知るための教育がいかに必要かは
火を見るより明らかです
また次のような視点からもじっくり考えて見ましょう
もしあなたが今朝目が覚めた時 病気でなく健康だなと感じることが出来たなら
…あなたは今週生き残る事のできないであろう100万人の人たちより 恵まれています
もしあなたが戦いの危険や投獄される孤独や獄門の苦悩
あるいは飢えの悲痛を 一度も経験したことがないのなら…
あなたは世界の5億人の人たちより恵まれています
もしあなたがしつこく苦しめられることや逮捕拷問
または死の恐怖を感じることなしに 教会のミサに行くことが出来るなら…
あなたは世界の30億人の人たちより恵まれています
もし冷蔵庫に食料があり着る服があり 頭の上に屋根があり寝る場所があるなら…
あなたは世界の75%の人たちより裕福で恵まれています
もし銀行に預金がありお財布にお金があり
家のどこかに小銭が入った入れ物があるなら…
あなたはこの世界の中で最も裕福な上位8%のうちの一人です
もしあなたの両親がともに健在で そして二人がまだ一緒なら
…それはとても稀れ なことです
もしこのメッセ−ジを読む事ができるなら あなたはこの瞬間2倍の祝福を受けるでしょう
何故ならあなたの事を思ってこれを伝えている誰かがいて
その上あなた は全く文字の読めない世界中の20億の人々より
ずっと恵まれているからです
昔の人がこう言いました 我が身から出るものはいずれ我が身に戻り来ると
お金に執着することなく喜んで働きましょう
かって一度も傷ついたことがないかのごとく 人を愛しましょう
誰も見ていないかのごとく自由に踊りましょう
誰も聞いてないかのごとくのびやかに歌いましょう
あたかもここが地上の天国であるかのように 生きていきましょう
このメッセ−ジを人に伝えて下さい そしてその人の一日を照らしてください
※作者不詳   訳 なかのひろみ
(前段はDonella MeadowsのThe Global Citizen 5/31/1990掲載原稿が原本といわれています)






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