5月8日
奪回するの巻
ときおりリクは、自分が無視されていると感じると、
そこらへんの物を噛んでアピールする癖があるのです。
今日の犠牲物は机のうえに置いてあったガム。
パクッとくわえて、隣の部屋に逃走するところで
本を読んでいた私に見つかり、あえなく捕獲。
首根っこを押さえられたリクは、あっちにむいたりこっちに
むいたりで、口をこじあけようとする私の手から逃げようと
しますが、ふふふ、だれに飼い主5年もやってねーぜ、と
口はこじあけられ、凶暴な歯のズラズラ並んでいる口の中を
覗く私。しかし、ガムは見あたらない。
「おっかしいなー」とふたたび本でも読もうとすると、
リクが口を素早く前後に動かして、なにやら口のなかの物を
移動させているではありませんか。
「あれ?口のなかになんかあるのか?」
ともう一度、口を開けさせると、銀紙に包まれたガムの粒が
ぽろりと落ちました。
空港でなんとか逃れようとする密輸業者のように、
小さいガムみたいなものなら、飼い主さまの目を逃れるために
口の横とかに隠せるのか?しかし、偶然にしてはデキスギです。
一体、どこに隠したんだろう、と口のなかをしげしげと見ている
と改めて、リクの歯の凶悪なデザインが目にとまります。
こっ、怖えええ、、、、、
こんなに噛まれたらどうなるんだろう、、、、、、
口をいじっていると、リクがすこし機嫌が悪くなってきた
ので、よしよし、と撫でておきました。
リクさん、これからもよろしくお願いします。
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