週刊リクニュース

5月1日
新しい趣味!



ふふふ、春ということで、新しい趣味を始めました。

それは何かというと、ガーデニング。

私の場合は、どちらかと言えば野菜作り、なのですが、

オサレな響きのある「ガーデニング」と称します。

最後まで言いきるつもりです。

<食べられないものは栽培しない>

という鉄の方針のあるガーデニングなのです。

しかも、農薬や化学肥料を使わない有機栽培をする気です。

え?どうしてガーデニングをすることにしたかって?

れいのごとく、またいけない書物に、脳をやられたのです。

「200万都市が有機野菜で
自給できるわけー都市農業大国
キューバ・リポート」


私はコレで、ガーデニング始めました。

どんな話なのかというと、簡単に要約すると、

昔々、あるところの社会主義国家キューバはソ連さんから

お金をもらって、先進国のような生活をしていました。

こんな暮らしがずっと続けばいいのに、と思っていた矢先に

ソ連さんの家計が火の車になり、お金が入ってこなくなり、

しかも、隣の国のアメリカさんが、

非人道的な経済封鎖なんてやり始めて、

シャレにならん状態になったのです。

石油も入ってこない、薬品もない、機械、あらゆるものが

まったく入ってこなくなりました。

車を動かす石油、発電する石油、トラクターを動かす石油、

近代農業にかかせない化学肥料、農薬も

ぜんぜん入ってこない。

おまけにずーっとソ連さんに頼っていたお陰で、

食料を自給するすべすらありません。

キューバの親分カストロやその側近たちは、

土壇場の国を救うための策を打ち出しました。

「こうなったら野菜を作るぞ!空いている都市部の土地はとにかく畑にしろ!化学肥料がない?農薬がない?じゃあ、有機栽培で作ればいいじゃん!なんとしても餓死しないぞ!移動手段は自転車を中国から輸入するし、発電は風力とソーラーとバイオマス、なに?薬がない?
薬はハーブだ!麻酔薬?針治療で麻酔すればいい!」

と環境に優しいことこのうえない国を作り上げました。

いまでは、持続可能な社会の先進国

として世界に名高いのです。

めでたし、めでたし。

という話で、私をこれを読んで、感動しました。

ソ連アメリカの強国のお陰で、石油資源が使えない、

という地球の未来を先取りした環境におかれたキューバが、

見事、クリーンな社会を構築して、餓死者をだすことなく

立派に生活しているのです。

お、おれも野菜、作る!と思い立ったのです。

食べるものを自分で作る、なんて素晴らしい

ことじゃありませんか。

しかも有機農業なら、お金がかからず、

環境に負荷をかけることなく、太陽と土と水がある限り

永遠に続けることができます。

食料を自給できれば、お金もかからないし、健康にもいいし、

なにより、種を蒔いて芽がでて育つというのが単純に

凄い!のです。

土と水、そして有機肥料があれば、植物はどんどん育つ。

これが真の生産というやつでしょう。

よくいう生産は、結局は地球の資源を加工して浪費しているに

すぎないのです。

というわけで、玄関先にプランターをおいて、

ガーデニングするのです。



一番左にある木製の鉢は、なんと自作の品です。

大工の仕事をしていると、廃材が山ほどでるのですが、

その廃材を利用したリサイクル鉢です。

廃材といっても、高価なパイン材をつかった一品なので、

なかなかの質感、最高です。

植えてあるのは、チンゲンサイです。

晩飯に八宝菜を食べて、それが美味しかったので、

チンゲンサイの種を買ってきて蒔いたのですが、

素人考えでバラバラ蒔いたため、密集して生えてきて、

なんだか失敗くさいです。

無事に育てばいいのですが。

農園のおじさんみたいな顔した犬は、番犬って書こうしましたが

よく考えると、もともと置いてあった左から2番目の莓の

鉢になった莓を、去年勝手に収穫して

食べていたので、害犬です。

今年もまた莓がなってきたので、要注意です。

あとは、ハーブでも植えて風邪を引いたらキューバみたいに

薬代わりにしようかなー



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