週刊リクニュース

4月21日
リクきょうでぇ、殴り込みの巻


時間の流れはなんて早いんでしょうか。

「更新は明日にして、今日は寝よう」と言い続けると、

恐ろしい日数、更新せずに放置していました。

無駄足を踏ませてしまった皆さん、申し訳ありません。

すべては奴らのせいです。

全国にウゾウゾと生えているにっくき針葉樹!

私の鼻呼吸を奪い寝不足にし、それどころか

食べ物から味を奪い、喉を痛めつめ、

私を
ノド飴中毒にし、本を読む集中力を失い、

ついにはなんにもする気がおきない、

というプチ鬱状態に追い込んだ、針葉樹たち。

杉、英名はデビルツリー(想像です)

私はもう頭にきた。

最近、症状が減退し、人間らしい思考を取り戻すと、

リクと私の「リクきょうでぇ」は、

本拠地に殴り込みをかけることにした。

計画としては、

やつらの幹に、チェストォー!と

私の
正義の跳び蹴りを喰らわし、

やつらの幹にリクが地味に
小便をかけ、

根元には「根が腐りますように」の意味を

こめて、リクの
ウンコを設置してやるのだッ!

たんなる八つ当たり?いいや、行くのだリク。

おれたちは自分の肉体を駆使して、杉に復讐するのだッ!

と裏山にむかったのです。

神社の横の道から、山の入り口に入ると、

悪い杉の精がかけたと思われる看板が!

我らの前に立ちはだかるのであった。




ドギャャーン!!
(効果音:藤岡弘探検隊風に)






探検隊の行く手に、危険な熊の看板がッ!



「うむむむ、こんな麓にまで熊が、、、、、、杉の影響でエサがなく、泣く泣く危険な人間のテリトリーまで降りてきたのだ、リクよ、聞きなさい、熊に罪はない、<杉を憎んで熊を憎まず>
が我らの合い言葉だ。彼らもまた我々の同志なのだよ。行くぞ!」


と杉の群生地に足を踏み入れた私。

そのとき、私の体がガクンと衝撃を感じた。

リクが突然、座り込んだのだ!

「どうしたリク隊員!花粉を吸って動けなくなったのか?」









引っ張っても座り込んで動かない隊員。

しかたないので、記念撮影。

もしかしたら、杉の悪霊が隊員のみなぎるヤル気や

ハッスルを押さえこんでいるやもしれぬ。

きえええええっ、もう一枚念写!




、、、、、、、なぜ、ここまで反登山運動をおこすのか。




ふと、数年まえの出来事が頭に浮かんだ。

ヒクソン・グレイシー「王者の真実」という

ヒクソン最高、グレイシー柔術最強のビデオを見た数年前の

私はヒクソンが試合前に山ごもりをして、

黙々と山道を歩いている光景にリスペクトされ、

リクをつれて、この山に来たのだ。

そして、500メートルほど登って、また下って登る、という

坂道ウオーキングを延々1時間ほど繰り返した。

リクは単純な運動が大嫌いなのです。

「イヤだ!イヤだ!イヤだ!わん!」と座り続けるリク。


しかたない。




「おうおう、杉の衆!よかったのー、ここはリクにめんじて勘弁してやるさかいのー、ま、命は大事にするこったな」



と任侠弁で、杉山に啖呵をきって帰ってきました。

ええとちなみに、異常な本数が植えられている杉の木が

日本の山から消えることは、当面ないようです。

コストに合わないので、ごく一部の選ばれた山林の杉以外は

伐採して搬出、製材される可能性はありません。

外国から輸入した方が安いのです。

木には寿命なんてあってないようなもんなので、

杉は年々、成長し、毎年の公害を保証してくれます。

ここで思いついた名案があるのですが、

空手団体の方、

放置されている杉山を買い取りませんか?

斧とあなた方の腕力で杉を切り倒し、せいやーっと皮を剥ぎ、

その場で製材、これほどナチュラルな筋トレはそう

そうありません。

あのフォアマンも、山に籠もって木に斧を叩きこむという

トレーニングをして、後背筋と総合的な腕力、脚力を鍛えたのです。

それに、カラテカといえば山ごもりで鍛えるのが

王道、かのマス大山も清澄山に籠もり、鍛えまくったのです。

トレーニングは、それだけじゃありません。


メインイベントとして、自分で作った杉板で、試し割り。

「セイャーッ、この野郎!」と杉をたたき割りましょう。

あとには、杉のかわりにブナの木を植えればあなたは

私のヒーローです。

熊の餌になるどんぐりの木や、柿とか栗もいいですね。

杉のバカヤロー!





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