週刊リクニュース


10月21日
カゼ日記


一昨日の夜、突然気づいたのです。

死ぬほど寒い。

腹が死ぬほど痛い。

動くのも嫌だ、と思って、

体温計で測ると39.2度。

「またか、、、、、!?」

最近、こういうひどい風邪が多い。

今回は、腹痛もセットになっていて、トイレに頻繁におきる

というオプション付。

高熱のときに見る夢というのは、

非常に
狂っている夢ばかりで、

私はなぜか
英語圏の人たちの同窓会に出席して、

何を言っているのかわからない外国人のなかで、喋れない英語を

必死に駆使して、昔を懐かしんでいたり、風邪をひいてて

かなりつらい旨を訴えるのです。

アイアム、ベリースイック、アンド、ベリーハングリー

と原人のような受け答えをしているところで、

腹が痛くで、すぐに目覚めるのですが、その時はさすがに、

<いやだ、こんな夢は嫌だ、日本語が喋りたい!>

と思っていたら、つぎの夢は、
韓国人ばかりの同窓会

参加している夢だった。

アニョハセヨ、、、、

39度という熱がいかに脳をおかしくするか、私は睡眠不足と

寒気と腹痛と変な夢のなか、死ぬかも、と本気で思いました。

つぎの日、がたがた震えながら、大嫌いの医者にいってきました。

ちなみに私は医者が大嫌い!

注射をするくらいなら、殴ってくれ!

点滴なんかは、おれが死んでからしろ!

といういまだに注射嫌いの少年の心を宿した大人なのです。

医者に行って順番を待っている間に、そういうことで

精神的にだんだん具合が悪くなってきた。

看護婦さんがおばあちゃんの採血をしている

光景で、ピークを迎えました。

<マズイ、こんな体調で血を抜かれた死ぬ>

と真面目に思いました。

顔面蒼白、油汗がダクダクでてきます。

で、実際、先生のまえに行くときには、もう倒れんばかりで、

動きも挙動不審。

体調を受け答えしているときに、「じゃ、血液検査」と

いうセリフがでたとき、

「そ、それは先生、無理です。そ、そんなことをされたら、二度と起き上げれなくなります。そういう体質なんです、さ、さっき、バアちゃんの採血を見たから具合がわるいのです、だい、大丈夫ですから」

と必死に説明。

そのときは、もう今にもぶっ倒れそうで、勧められてもいないのに、

勝手に椅子からベットに移り、冷や汗で枕を濡らしていました。

先生は、かなり温厚な方で、ブツブツいいながら勝手に横たわる私に、

「ハハハ、しょうがないねー、そういう人結構いるからなー」

と納得していただけました。

「でも、相当衰弱しているから、点滴だけはしていって。」

と悪魔のような言葉を。

「む、無理です。そんなことをされたら、し、死んでしまいます。
もっと具合が悪くなります。イ、嫌です。薬だけください。」

とかなり頭のおかしい子、みたいな発言で必死に抵抗したのです。

「うーん、本当に困った子だねー、わかったよ。じゃあ、今日は
薬だけにしておくから、でも具合が悪くなったら、絶対くるんだよ!」

と言われて、解放されました。

よかった、話のわかる先生で。

さすがに帰り道、「おれは、大病をしたらどうなるんだろう」と思った。

意識があったら、輸血すら拒みそうだし、入院して毎日点滴されたら?

と思うと、ぜったいに病気にはならないと誓いました。

一生、入院しないぞ!



表紙
目次