週刊リクニュース


9月18日
踏んだり蹴ったり大会(別名ソフトボール大会)



今日は、私のブラックな一日を紹介しよう。

朝の9時から、会社の
ソフトボール大会があった。

私は、「オサム38」というチームに属していた。

しかし当日、会場入りすると、誰もいない!

「オサム38」のメンバーは、
私だけ!

急いで、キャプテンの「オサム38歳」に連絡すると、

「みんな、違う公園に集合してた」

と大半のメンバーが、関係のない公園で待機していたことは発覚。

開会式は、
私一人が出席するはめに

私は、違うチームの列にならび、なんとなくその場をやり過ごした。

開会式の途中、ジャージを着ていたせいか、

最近映画になった
スクールウオーズを思い出した。

「いまからおまえ達を殴る!!」

と心のなかで照英と山下信次が絶叫していた。

うううん、このセリフを彼らにプレゼントしたい。

と腹がたっていたが、どうやら配布された地図が問題だったらしい。

まったく違う公園に
「ここです↓」と丁寧に書かれていた。

他チームの陰謀だということで決着がついた。

そして、無事に試合が始まった。

第一試合は私は観戦。

私が出場したのは、第二試合。

じつは私、生まれてこのかた、まともに野球や

ソフトボールをしたことがない。

野球を最初から最後まで観戦したこともないという
恐るべき選手で、

あまりに危険なため、ポジションは相手のボールが

飛んでこない
キャッチャーになりました。

主審に私の3年前のニヌ
(本人の名誉のため、カタカナで表記)さんがつきました。

私は、
バッターに頭をバッティングされるような気がしたので、

かなり後ろでミットを構えると、

「おまえ、もっと前に出ろ!」

「怖いから嫌です」

「大丈夫だって」

「いや、本当に、ここでいいです」

と不毛なやりとりをして、試合開始。

ボールをポロポロこぼす私に、

「ワハハハ、ボールをちゃんと取れ」

などとニヌさんは、笑っているのですが、

試合の途中、ふと、真面目な声で、

「なあ、いま1アウトだっけ?2アウトだっけ?」

と主審にあるまじき質問をキャッチャーの私に、聞いてくるので、

「2アウトです」と希望的な答えを返したりしました。

私のバッテイングは、なんとかボールにバットがあたり、

出塁するという快挙で、非常に気分がよかったです。

試合は、キャッチャーの側頭部にバットが直撃することもなく、

主審のニヌさんの玉虫色の審判ぐあいに暴動がおこることもなく、

「おさむ38」チームが勝利。

終わってみると、6チーム中4位とまあまあの成績でした。

そこまでは、まだよかった。


問題は帰り道に勃発した。

8号線の渋滞に巻き込まれながらも、帰り道に「100万ボルト」に

よって
新型imacG5でも見て帰ろう、と運転していたら、

だんだん気持ち悪くなってきた。

二日酔いのような気分だ。

なんとか「100万ボルト」までたどり着くと、

ふらつきながら、トイレで吐いた。

「なんだこれは?」

トイレで吐きながら、私は原因を探ったのです。

脱水症?

いいや、これは、これは、、、、

食あたりだ!

私は以前、生牡蠣、鯖のフライ、鯖のフライ、と3回当たったのです。

そういえば、弁当に
が入っていた。

それ以外、考えられない。

私は、ふらふらになりながら、ゾンビのようにimacG5を

さすったり、マウスをカチカチして微かに微笑んでから、

店のベンチに座って、しばらく悪寒と戦っていました。

リクの夕方の散歩を頼む、と母親に電話しました。

「運転できるまで、ここで休憩だ」と体力を回復して、

ゆっくりと家に帰ると、

駐車場でリクがご近所の

コハクちゃん(柴犬)にワンワン吠えて、母親が謝っている

最中だった。

リクは私の車に気づくと、母親を引きずるように走ってきました。

「兄ィ!!、一緒に散歩行きやしょう!」

とアホな子分みたいに、動く死体のような私にまとわりつくのです。

そこはなんとか母親に、
「兄ィ!兄ィ!」と騒ぐリクを散歩に

つれていってもらい。

家で死んでいました。

終わり悪ければ、すべて悪い。

楽しかったけど未だに腹が痛いです。



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